ROCHESTER

Championにおける40〜60年代といえば、スウェットやプリントの基礎となる技術が次々と生まれ確立された時代。

首元のガゼット、ラグランタイプのスウェット、各種プリント手法にパーカー、もっと有名な所でいえばリバースウィーブもこの頃(1952年第2弾特許)。ヴィンテージ市場で人気の高いランタグこと、ランナーズタグとはこんな時代背景を持ったモデルなのである。

今でこそ当たり前の様々なプリントやパーカーはどこにでもある一枚ではなく、当時の革新が詰まった作品だった。
例えば当時のパーカーは、フード部分が後付けとなっている…通常のスウェットの首元にフードが後から縫い付けていたし、諸説があるガゼットも、当初は洗っても縮んだ際にガゼット部が伸びて頭が入るようにと付けられたもの。

ひとつひとつのパーツに当時の時代背景を写したドラマがあり、それがマニアの心をくすぐる。
ランタグを背負うロチェスターラインとは、そんな40年代〜60年代のChampionなのである。


単に上から縫いつけたのではなく、ボディをくり抜いた後に前後V型ガゼットが付いたモデル。

フットボールTの肩ヨークをほどいた所。補強のために2重になっているのがわかる。

パーカーの元祖、後付けパーカー。通常のスウェットの首元にフードが縫い付けられている。

ブラインドステッチという縫製方法。ランダムな縫い目で糸が切れてもほどけにくいのが特徴。

首元の補強のバインダーネックを生地の編目を斜めにして付けることで更なる補強を実現(バイアス取り)。

脇に縫い目のない丸胴仕様。縫い目の違和感がないため、着心地が良くシルエットがもたつかない。

通称チョコチンと呼ばれる首元の縦のライン。これは汗止めとして考案されたパーツ。

30〜40年代くらいまで大流行したのがこのボートネックと呼ばれる幅広いネックデザイン。


ゴールデンテープを切るランナーをモチーフにしたイラストが、通称「ランナーズタグ」「ランタグ」と呼ばれる。写真は当時のランタグで左上がロチェスターが背負うタイプ、50年代に使われたいたもの。

ランナーズタグモデル
1960s model : V085

ランナーズタグモデルはここから生まれた。

創業から'88年までChampionが本拠地としていたのがロチェスター。
この地でリバースウィーブやプリント技術も開発され、数々の名作が世に出ていった。

写真は本社ビル。ロチェスター大学の女子寮だった所を改装して使っていた。


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