どんな人にも、どんな時代にも。
100年以上もの間、選ばれ続けてきた
チャンピオンの魅力とは?
モデル、俳優、ミュージシャンの3名が、その想いを語る。
1991年宮城県生まれ。2009年、メンズファッション誌『MEN'S NON-NO』が開催する『第24回メンズノンノモデルオーディション』でモデルグランプリを受賞、パリコレクションやミラノコレクションなどに出演。2012年に俳優デビュー。世界190ヵ国に配信されたNETFLIX「今際の国のアリス」をはじめ、映画やドラマで話題作に続々出演。その唯一無二の存在感と好青年からシリアス、エキセントリックな役まで演じ分ける幅広い演技力が魅力で、2022年は15本ものドラマ、映画に出演。今後はNETFLIX映画「ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」にメイン出演する事が決定。俳優としての活躍にますます注目が集まる。
—— 役者、モデルとして。どんな時でも自分らしくいられる服の選び方とは?
「気に入った服はずっと着ていたい。10年以上着ている服もあるし、同じ服を2、3着買っておくこともあります。チャンピオンのスウェットもそのひとつで、すでに何着も持っているけれど、もっといろんな色をクローゼットに並べたいですね(笑)。今回普段から着ているようなアイテムを着たから、オフのときみたいにすごく自然体でいられた気がします。個人的にはグリーンのセットアップがお気に入り。いつも服はその時の気分で選んでいて、たとえば観た映画や聴いた音楽からインスピレーションを受けることが多いかな。仕事でいろんな衣装を着るので、自分のスタイルを確立することにあまり意識はおいていないんです。それは自分自身はまっさらな状態でいたほうが、新鮮に映るんじゃないかなと思うから。だから役者やモデルとして常に見え方が変わる僕は、着る人を選ばないけれど逆に着る人によって色が出やすい、チャンピオンのような服をいつまでも愛せるものとして重宝しているのかもしれません。自分に合う服を選ぶというよりは、服が今の自分に合わせてくれる。そんな感覚を楽しんでいます」
—— “いつまでも愛せるもの”を体現するような、子ども時代の思い出のエピソードとは?
「普段着る服は”楽”をテーマに選んでいます。自分が落ち着けるということを大切にしているから。チャンピオンのスウェットやTシャツは、まさにそんなアイテムですよね。色も今回着た黒やグレーなどシックなものを好んでよく着ていましたが、最近、占いでピンクがラッキーカラーと言われたことをきっかけに、急に人生が変わったように(笑)色ものも楽しんでいます。あとは昔から“こんなところにポケットがある”みたいな、機能的な服には惹かれますね。それは、アウトドア好きな家族のスタイルが影響しているかもしれません。子どもの頃、毎週末のように家族で湘南や千葉などの海に行って、サーフィンやキャンプをしていました。当時、父がサーフィンを終えて海から上がってすぐに着ていた服がチャンピオンのスウェットで、それがすごく印象的な原風景として残っているんです。以前と比べて家族みんなで海へ行く機会は減ってしまったけれど、気晴らしをしたいときはひとりでも海に行くし、今では父のお下がりのチャンピオンのスウェットを私が着ていたり。そんなふうに背景に物語があるものが、いつまでも愛されて、大事にされると思うんです」
—— ストリートスタイルから紐解く、愛用し続けるファッションの魅力とは?
「年々“ラフなのにキマる”みたいな、シンプルなスタイルに惹かれています。周りの友達の影響もあって、ストリートスタイルが好き。だからオーバーサイズのものを選ぶことが多いし、サイジングやシルエットは服を選ぶときのこだわりかもしれない。今回は普段も着ているようなアイテムが多い中で、セットアップのスタイリングが新鮮でした。そしてとにかくラクだし、着心地が最高! 先日、ちょうど発売されたばかりのチャンピオンとビースティ・ボーイズのコラボレーションアイテムを買ったんだけど、その前にたまたま古着屋でチャンピオンのブルゾンをチェックしていたら、いつのまにか他のお客さんに買われてしまって……残念でした(笑)。最新のアイテムもだけど、クタクタになった古着もカッコイイって思えることがチャンピオンならではの魅力だし、だから僕自身も長年愛用しているんだと思う。そんなふうに歴史やルーツを感じられるものや友達が作ったブランドなど、ほんとうに好きなものを身につけていたい。自分を高めてくれるし、お守りみたいに力をもらえる感じがするんです」