種市 暁
フリープランナー 種市 暁

1972年生まれ、東京都出身。セレクトショップのビームスに長年属し、いくつものプロジェクトを手がけて成功に導いたのち、数年前に独立。現在は様々な企業やセレクトショップ等々のコンサルティングやディレクション、自身もモデルとしてより幅広いフィールドで精力的に活動中のサーフラヴァー。公私で関わる下北沢のカレーショップ&ギャラリー、サンゾウトーキョーも要チェック。

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Style 01

種市 暁 種市 暁

リバースウィーブ®フーデッドスウェットシャツ ネイビー(XLサイズ着用)¥24,200

― 種市さんには普段からスウェットを着ているイメージがありますが、チャンピオンの原体験はいつ頃だったんですか?

たぶん中学くらいかなぁ。中学の時ぐらいはまだチャンピオンの名前を認識してなかったんですが、僕、地元が(江東区の)深川なんで上野が近いんですよ。それで、今もアメ横にヤヨイっていうインポートショップがあるんですけど、当時は安くて丈夫なアメリカものっていうのがそこに集まっていて。そこで『トップガン』や『ビバリーヒルズ・コップ』とかのハリウッド映画や雑誌『ポパイ』とかを見たりして、影響を受けたモノを探しに行ったりしてました。

― 今では定番になっているアイテムの多くも、当時はまだ手に入る場所が限られていましたもんね。

高校時代は制服が無く私服で、更に渋谷から近かったのでたまに学校を抜け出して(笑)、渋谷や原宿に行ってバックドロップとかレッドウッド等のアメカジショップで買い物をしてましたね。そんな感じで仲間とおしゃれを競い合ったりしてました。

― その頃着られていたスウェットはどんなデザインが多かったんですか?

無地が好きでしたけど、カレッジものはよく着てました。世代的にも、すごく流行ってたんですよ。僕らの時はチーマー文化も混じっていて、そういう人たちはタンクトップにスカジャンを羽織って、ベルボトムでネイティブジュエリーを着けて、っていうノリ。でも、その一方では私立に通っているお洒落な坊ちゃんが制服にデッキシューズを履いて、ハーバードとかイェール大学とかのプリントが入ったチャンピオンを着ていたりとか。そういう両極が当たり前にありました。

― 種市さんはその両方を経験してるんですね。

僕はその辺はまんべんなく触れてきました。めちゃくちゃファッションオタクなヤツとも不良とも、僕はどちらとも割と仲のいいタイプだったんで。ズルいでしょ?(笑)

― 確かに一番良い立ち位置ですね(笑)。

その感覚はビームスに入ってからも変わらなかったですね。デザイナーズも好きだし、ボロい古着も好きだったしで、それをミックスして僕の中でちょうどいいバランスを探していたと思います。服で悪目立ちはあんまりしたくなかったから、さらっと着てるのが都会っぽいな、って。

種市 暁

Style 02

種市 暁 種市 暁

リバースウィーブ®クルーネックスウェットシャツ オックスフォードグレー(XLサイズ着用)¥20,900

― そんなファッション遍歴の中でチャンピオンのスウェットというのは常に身近にあったんですか?

そうですね。服屋にとってはチャンピオンって、基本のABCDの中のひとつじゃないですか? ビームスはインポートで大きくなった会社ですし、その流れの中にいたから、もうチャンピオンのスウェットは刷り込みみたいなものですよね。本当のアメリカを知らない時から、“きっとアメリカってこういうものなんだ”と信じてたもの。だからチャンピオンを選んでたというよりも、今も昔も変わらず当たり前にクローゼットの中にあるものです。時代によって選ぶサイズは変わりますけどね。

― 今回種市さんが袖を通されているモデルも、クラシックスタイルのチャンピオンですよね。

はい。実際に昔と同じメイド・イン・USAですし、洗い込んでいくうちにどんどん良い風合いが出てくるんだろうなってワクワクしますよね。多分、チャンピオンってタフだから余計に楽しいんですよね。着込んだり、カスタムしたり、長い時間をかけてそういうことが楽しめるから。今はデザイナーズブランドでもどこもスウェット を出してるけど、それでそういう楽しみ方はできないですもんね。

種市 暁 種市 暁

―今現在もやっぱりミックスの感覚が強いんですね。

ですね。もちろん、それも歳を取ればまた変わってくるでしょうし、チャンピオンにブルージーンズとかっていう着こなしも自分が60歳、70歳になったら本当に似合うのかもな…なんて思ってます。それが似合うかどうかは生きてきたシワの数で決まると思うし、自分はまだまだその境地には達してないと思うので。今は修行中の身です。でも、それが楽しかったりするんですよね。

種市 暁
フリープランナー 種市 暁

今も昔も変わらず当たり前にクローゼットの中にあるもの

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