チャンピオンの100年を超える歴史のなかで培ってきた素材、デザインなど
「Archives」の資産を掘り起こし、忠実に再現し完全復刻した商品ライン「True to Archives」。
チャンピオン史上初となる“RABART”や1938年にパテントを取得した“REVERSE WEAVE® 1st Patent”など
マニア垂涎のアイテムラインナップを蘇らせた。
チャンピオン史上初となるスウェットシャツ“RABART”の復刻商品。

“RABART”は、“REVERSE WEAVE®”の開発者であるサム・フリードランドが、“REVERSE WEAVE®”の
製法パテントを取得した1938年のほぼ同時期にパテントを取得していたアスレチックシャツ。

「動きやすさ」と「縮みを軽減する」目的でアーム及びショルダーのパーツ、
ボディのパーツを分けたデザインや首元にV字のパーツを採用し、肩のラインの傾斜に合わせ
フィット感を向上させることを目的にしたデザインなど、アスレチックウェアの機能性を追求したスウェットシャツ。

チャンピオンブランドとしてではなく“RABART”(※名前の由来は、未だ不明)というアイテム名で販売され、
バトラーブラザーズ、シアーズ・ローバックなどの通販カタログにて短期間販売されていた。
当時アメリカで営業地域のREP制(※地域で担当エリアを分け、営業活動を行う)が敷かれており、
シカゴなどのミッドウェストエリアを担当していたサム・フリードランドは、同エリアを本拠地とする
上記の2社に対して、取得したパテントをもって、営業活動を行っていたのではなかと推測される。


■パテント取得者:サム・フリードランド ■パテント取得日:1938/4/19 ■パテント内容:デザインパテント
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1938年にパテントを取得した“REVERSE WEAVE®”の最初期モデルの復刻商品。

1934年にサム・フリードランドによって、「当時スウェットシャツは洗うと縮むというクレーム」を解決するために、
本来縦に使われる編み生地を、横方向に使用ことで縮みを防ぐという画期的なアイデアで
スウェット史における不朽の名作“REVERSE WEAVE®”が開発される。

肩に縫い目のない一枚布で作られたシームレスショルダーは、肩回りの可動性を改善し、動きやすくするだけでなく、
当時アメフトなどの防具を着用しても擦れによるほつれを防ぐためでもあった。
また着脱のしやすさを向上させる首元のV字ガゼットや、筒状のスウェットから
パターンをおこす(※生地の裁断効率、縫製効率を向上する目的)当時の製法や
タグ(※当時は“REVERSE WEAVE®”タグではなく、ランナーズタグが採用されていた)を忠実に再現。


■パテント取得者:サム・フリードランド ■パテント取得日:1938/8/9 ■パテント内容:製法パテント
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1952年にパテントを取得した“REVERSE WEAVE®”の2ndモデルの復刻商品。

1934年に開発された“REVERSE WEAVE®”は、18年間改良を重ね、1952年に2度目の製法パテントを取得する。
それと同時にスウェットパンツでも製法パテントを取得した。

1stモデルには無かった、脇部分に縦のガゼット(マチ)を配した『EXPANSION GUSSET』(エクスパンション ガゼット)を初めて採用し、
横方向(身幅)の縮みの軽減とさらに動きやすさを向上させる改良を加えた。
また、この時期より“REVERSE WEAVE®”タグに変更される。


■パテント取得者:サム フリードランド、ウィリアム・フェインブルーム ■パテント取得日:1952/10/14 ■パテント内容:製法パテント
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クルーネックに縫製された後付けフードと呼ばれる50年代以前のヴィンテージモデルに見られたディテールを
再現した“REVERSE WEAVE®”の復刻モデル。

赤字のタグには2度目のパテント取得やエクスパンションガゼットに関する記述があり
首裏ではなくフードの内側に縫い付けられるのも、当時のスウェットパーカの特徴。
70年代後期に使用されていたコットン90%・アクリル10%の素材からなる単色タグを用いた“REVERSE WEAVE®”の復刻モデル。

シルバーグレーのみコットン82%・アクリル12%・レーヨン6%の混紡素材を使用。
プリントはシルバーグレーが染み込みプリント、スカーレットとダークグリーンはラバープリントを採用。

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