石岡真実
フリーランスディレクター 石岡真実

1985年生まれ、青森県出身。前職のアパレル勤務時代の10年間で販売職やビジュアルプレスを経験し、自身のスタイルが“マミカジ”と称されて広く支持されるように。独立・結婚を経て現在は、一児の母として奮闘しながら、自然体で等身大ながらも都会的なライフスタイルを地で行く姿が多くの共感を呼んでいる。

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Style 01

石岡真実 石岡真実

リバースウィーブ®クルーネックスウェットシャツ オートミール(Mサイズ着用)¥11,880

― 今回はカレッジグラフィックスウェットのお話です。率直に袖を通された感想を教えていただけますか?

今日着た2着の中でも、オートミールの方は特にこの色味が素敵だなと思いました。グレーなんだけどちょっと白味が強くて、カジュアルになりすぎない。それが可愛いなって。UCLAの方は、2色のプリントが入るデザインっていうのは私としては珍しいアイテムなんです。でも、着てみたら意外とすんなり馴染んでくれましたね。

― プリントの色数は普段から意識されているんですか?

そうなんですよ。プリントものでも選ぶのは1色に絞ったものが多いんです。その方が取り入れやすいから。実際自分が普段着ているチャンピオンも、ブルー1色のイェール大学のもので。ブルドックが描いてあるデザインの。

― じゃあ、日頃からスウェットはよく着られているんですね。

私、めちゃくちゃスウェットキャラですよ(笑)。特にチャンピオンはここ最近、一周回ってまた可愛いよなぁと改めて思っています。いつの時代も当たり前にあるものだけど、本音で話すと数年前はちょっと野暮ったく見えてしまっていたんです。だけど、今はこの懐かしいフォルムがまた新鮮に見えるし、古着屋に行っても「あ、可愛いな」と思って手に取るとそれがチャンピオンだったりして。

― 良いタイミングだったんですね。今日の2コーディネイトはどんなイメージでつくられたんですか?

オートミールの方は女性も取り入れやすい色に感じたので、その分男の子っぽいニュアンスが欲しくて黒のストレートパンツを合わせました。足元も、スニーカーでラフにして。UCLAの方は、カジュアルさを少し辛口にしたくてレザーのブーツを合わせてます。自分の中で、ファッションを何かひとつのカテゴリーで固めるっていうことは無いんですよ。全身カジュアルよりは、何か他の要素も組み合わせる方がしっくり来ます。

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Style 02

石岡真実 石岡真実

リバースウィーブ®クルーネックスウェットシャツ オックスフォードグレイ(Lサイズ着用)¥20,900

― ところで、石岡さんがスウェット選びで重視されるのはどんな部分ですか?

まず気にするのはやっぱり形ですね。私は身長が高くないから、ラグランだと肩が落ちたときに貧相に見えちゃうからセットインの方がいいな、とか。シルエットが崩れずきれいに見えるから生地が分厚いものが個人的には好きです。本当は分厚いスウェットは洗濯した後、乾きにくいから主婦的には大変だったりするんですけど(笑)。

― 多忙な主婦にとっては確かにそれは大切な要素ですね。

はい。それに、着心地も重要ですしね。だけどラクさばかりを優先しすぎて見た目がイマイチなのも嫌で。そういう意味で、今日のチャンピオンは2着とも厚みがあるのに着たときに重さを感じなくてすごくラクでした。形も古着には無いきれいさだし、地味に感動しています(笑)。

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― 石岡さん的に絶妙なバランスだったんですね(笑)。

スウェットはデザイナーズのものも着ますけど、やっぱり質感が良いものほど重いんですよね。だから嬉しかったです。それに、チャンピオンのスウェットは育てる楽しさもあるから。ガシガシ着込んで洗っちゃっていいし、なんなら自分でダメージを加えて古着みたいにしたっていい。そうやって色々遊べる服だなと思っています。

― ご自身での解釈がちゃんとあるんですね。

モードな人たちはもっと歴史だとか、アイテムの背景がお好きですよね。そのブランドの世界観に自分が入り込んでいくというか。でも、私自身にはそれがまったく無いんです。もちろん歴史があるのは素晴らしいことだけど、あんまりそれに引っ張られすぎちゃっても窮屈になっちゃう気がしていて。

― その分、偏見なく色んな洋服や着方が楽しめそうですね。

食わず嫌いはあんまりしないですしね。何でも食べちゃう雑食派です。今日はスウェットを1枚で着ましたけど、もう少し寒くなったらこの上からトレンチコートを羽織ったり、中にデニムシャツを着てみたり。楽しそうだなぁ。 いつか息子が大きくなったら、一緒に同じスウェットを着回せたらいいな、なんて思っています(笑)。

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